2006年11月26日

理系女子を増やす方法(長い目で)

今日の記事は、半分妄想みたいなものですが。

Say::So? - 理系(特に物理系や工学部)を目指す女の子はなぜ増えないか

先日、上の記事を読んだ。
自分も理系女子の端くれ(ただし医歯薬系)なので、興味深く読んだ。
この記事、特に追記以降の部分を読んで思い出したのだけれど、昨年、日経新聞で読んで、おおそういうものなのか、と認識したことがある。
理系を目指す女子学生を増やすため、理系の楽しさを伝える、という目的で、セミナーが開催された、というものだった。新聞で読んだだけのうろ覚えだが、確かそのセミナーは

女子高校生夏の学校 〜科学・技術者のたまごたちへ〜
(メインページ:http://www.gender.go.jp/c-challenge/
これである。

その新聞記事には、理系を目指す女子は、けっこう親や周囲の反対を受けるものであるらしいことが書いてあった。「女の子が理系なんて行ってどうするの」という類のことなのだろう。そういうことも踏まえた上で、理系に進んで現場にいる女性研究者たちが、学問的なことだけでなく、女性研究者の実際の環境などについても話す、というイベントを開催したという話だった。

自分の高校はほぼ100%進学の女子校で、理系コースも当然全員女子だし、両親も、理系でもなんでも行きたい方向に行け、という方針だったので、理系志望の障害はなにもなかった。
学校が女子校なのはともかく、両親に反対されなかったというのは、実は希有で幸せなことだったのか。
上記のSay::So?さんの記事でも、理系進路に対する親の反対については簡単に触れられている。

しかし、根強い親たちの「理系女子バッシング」をそう簡単に変えられるとも思えない。
彼らのバッシングの理由は「理系女子じゃ嫁のもらい手がない」だの「理系女子は就職先に困る」だの「賢い女は可愛げがない」だの「女はそもそも勉強なんかしないでいい」だの、まあ特別根拠もない漠然としたものなのだろうが、逆に、それゆえに反論でねじ伏せることも難しい。

そこで思うのだが、これから先、理系女子を増やすためには、理系女子に対する理解のある親を増やすのがいいんじゃないだろうか。
理系女子に理解のある人物といえば、まずは自分が理系女子だったり、理系女子と恋愛し結婚した男性だったり。
つまり、理系女子がどんどん結婚して子ども(特に娘*1)を産めばいいのだ。
理系母とその夫なら、自分の娘に理系に進みたいと言われて頑として反対する者はまずいないだろう。

無茶苦茶な結論のように見えるかもしれないけれど、実際、優れた女性が子どもを産まないのは、遺伝子的にはちょっともったいない、と思う面もある。
当然、結婚だの出産だのは本人の意志次第のことだし、理系に限らず、子どもは欲しいけれど仕事と育児を両立させる環境が整いにくい、という事情も現実にあったりするから、難しいことなのだけれど。

*1:息子だってもちろんいい。ただ、理系女子を増やすという観点からは、息子だと影響が少ないというだけだ。それを言ったら理系母の娘が文系に進むことだってあるわけだが。


posted by あずみ at 14:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 理系女子じゃ嫁のもらい手がない
なんででしょうね?

一昔、ワタシの周りでは、たぶん似た意味だと思うのですが、
「学卒女子の嫁のもらい手がない」って言われていました。

でも、今は、そういう事はないと思いますし。

理系女子についても、ゆっくりかもしれませんが、
イメージが変わってくると思いますが、甘いですかね?!
Posted by こばち at 2006年11月27日 16:03
ご無沙汰です。

直接関係ないかもしれませんが、ちくま新書 池田清彦著『やぶにらみ科学論』に理系離れについて面白い発想で書いてありました。僕は個人的にこの作者の発想が好きです。言っていることが正しいかどうか判断しかねることもありますが、常識を裏側から見るような感じがして、面白いです。是非ご一読下さい。
Posted by ヒデ at 2006年11月27日 20:22
>こばちさん
「理系女子は嫁のもらい手が〜」も「学卒女子は〜」も、昔々の、大学に進むのは男子であってもごく限られた経済と学力に恵まれた人だけ、という時代の名残でしょうね。その時代に大学へ進む女性は男勝りで結婚する気がない、と思われたでしょうし、すこし時代が下ると「大学へ」が「理系へ」に変わるという。

実際、大学全入時代となり、自分らの若いころと比べても、理系に進む女子は増えていて、特に医歯薬系は明らかに女子の比率が増えています。看護や各種療法士など、コメディカルの分野の四年制化が進んできたことも要因でしょう。そのぶん、現在の学生の世代では「理系女子なんて」という意識はかなり減っているんじゃないでしょうか。
ただ、物工系は、高度成長期と比べると学部学科自体の人気が落ちていることもあり、あまり増えてない気がします。

>ヒデさん
書籍のご紹介をありがとうございます。最近すっかり積ん読多数状態なのですが、機会を見つけて読んでみたいと思います。
Posted by あずみ at 2006年11月28日 08:12
こんにちは、はじめまして。
はてなから、とんできました。
「理系女子」への親の考え方、大正十五年生まれの父から、ほとんど進歩してないことに、驚きました。
哲学系も勿論駄目なんでしょうね。
女子は、家政科・食物栄養科・服飾美術科なんでしょうか.....
実は私も、両親の反対に屈して、専攻は「理数系」ではありません。
「数系」女子を産むべく、3人出産しましたが、全員男子でした・・・確率から3人の内1人は女の子と思っていたのですが、友人の計算によると、最低6人は産まなければ無理ではないかと言われ、女の子は諦めました。
「理系」「数系」女子を好きな男性は、思いのほか多くいると思います(夫もそうです)。
ただし、自分の娘がとなると、どうなんでしょう。
母親の影響力を、強くしておくとよいかもしれませんね。
Posted by serohan at 2006年11月28日 11:36
あずみさん、早速レス、ありがとうございます。

> 特に医歯薬系は明らかに女子の比率が増えています
だからでしょうか?
ワタシが最近利用する病院には、女医さんが目立ちます。
ワタシとしましては、同じ女性という事で、男性の医師に比べ、
相談しやすいような気がしますから、助かりますが。

当方、一姫二太郎ですが、娘には理系、息子には文系に
進んでもらいたいと密かに思っていますが、両親のオツムの出来が。(滝汗)
これは、遺伝しないで欲しいと願っております。(^_^;)
Posted by こばち at 2006年11月28日 16:30
>serohanさん
はじめまして。ようこそおいでくださいました。
serohanさんもご両親の反対に遭った方なんですね。その後「やっぱり理数系に進みたかったな」とお思いになったことはあったのでしょうか。
個人の考えでは昔と変わってない部分もあるとはいえ、それでも理系女子に関する公の環境はかなりよくなってきているとは思います。

>>確率から3人の内1人は女の子と思っていたのですが、友人の計算によると、最低6人は産まなければ無理ではないかと言われ
いや、何人産もうと、その時の妊娠での確率は常に1/2になるはずです。というわけで、今からでもいかがですか?なんてことは申しあげてはいけないですね。半分の確率でまた男の子になるわけですし。

>>「理系」「数系」女子を好きな男性は、思いのほか多くいると思います(夫もそうです)。
>>ただし、自分の娘がとなると、どうなんでしょう。
個人的な意見ですが、理数系女子を好きな男性は娘が理系に進むことに反対はしないと思いますが、たまたま好きになった女性が理数系だっただけという男性は、明確な反対とまではいかずとも、諸手を挙げて賛成はしないかもしれませんね。
最終的な味方はやはり母親になるのでしょう。そうでなくても家庭の中で(特に娘にとって)母親は味方として心強い存在になりがちですしね。


>こばちさん
医師は非常に女子が増えています。私の出身大学では、ちょうど私が入学した頃を境に女子の割合が一気に増えました。その後、地方の医系大学では、女子が半数近くになったところもあると聞いています。
バブルが崩壊して女子の就職が厳しくなったことで、成績がよく、第一線で働き続ける希望のある女子が、就職の心配のない医学部を志望するケースが増えたのではないかと憶測しています。
ただ、実際の現場では、やはり出産育児のために仕事をやめる人が多いため、女性医師数の増加は学生数の増加ほどではないです。

ところで、娘さんに理系、息子さんに文系というのは、何かすでに目指す分野(学部)が決まっているのかな?という感じですね。
まあなんだ、結局、最終的には子ども自身に任せるしかないんでしょうけどね。でもちょっと親としては夢みちゃいますよね。今のうち今のうち。
Posted by あずみ at 2006年11月28日 22:45
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