2007年05月25日

こんにゃくゼリーの窒息事故

死亡事故2件発生 こんにゃく入りゼリーの事故 −子どもや高齢者に与えないこと!−

最近報道された、こんにゃくゼリーの死亡事故の話。リンク先は国民生活センターのサイト内の記事。
これ、ずいぶん旧聞に類する話じゃないかなあ、少なくとも上の娘(もうすぐ6歳)が産まれたころには当然の話になっていたような……と思ったら、最初に国民生活センターから警告が出たのは1995年だそうな。

こんにゃく入りゼリーで、死亡事故が起きています!

そのころ、ゼラチンや増粘多糖類によるゼリーより弾力のある食感が受け、加えて健康によさそうなイメージから、子ども向け菓子に限らず、こんにゃく(マンナン)素材がブームになっていたような記憶がある。

今回報道された事件で、へぇ、と思ったのは、事故の犠牲者がいずれも小学生であることだった。
乳幼児に関しては、こんにゃくゼリーは危険だよ、少なくともカップから吸い込んで食べるような食べ方は厳禁だよ、というのは、ある程度アンテナを高くしている保護者にとっては既に頭にあることだろう。しかし、では何歳からなら大丈夫なの? ということになると、どこにも回答はないし、回答を出すこともできない。
上記の事件のひとつ、学童保育での死亡例は、家庭内ではなくある程度公の場で出されたものである。こんにゃくカップゼリーは乳幼児には危険だと分かっていても、小学生にも危険だ、という認識はなかったのではないだろうか、と推測する。
リンク先の、国民生活センター発表のデータ、1997年〜2007年の報告された危害14件のうち、年代別の表をみると、圧倒的に多いのは10歳未満だが、意外にもかなり広い年齢層で危害の報告があることがわかる。30代、40代にも報告がある(ただしどのような人であるかまでは分からない。嚥下等の身体的障害やその他の障害などをもつ人である可能性もある)。

一口カップゼリーは、子どもには大変人気のあるお菓子だ。色もきれいだし、こじんまりとした量も食べすぎにならなくてちょうどよい。そしてゼリーは昔から人気のお菓子のひとつだ。
一方、こんにゃく入りゼリーもおいしい。寒天のようにすぐにさくっと壊れてしまうような感じでもなく、ゼラチンのゼリーのようにすぐ溶けてなくなってしまうのでもなく、あの弾力感がいい。グミ菓子が子どもに人気なように、適度な弾力はおいしさに通じる。
EUのように、こんにゃく入りゼリーを全面的に禁止する方法もあるだろうが、なんとなく、日本においては「餅は幼児や高齢者には危険な食品だから禁止しろ」と言うのに似ている感もなきにしもあらず。まあ、日本で餅が禁止になることはないだろうし。
例えば、駄菓子にあるような細長いチューブ状の袋入りのこんにゃくゼリーは、形態的および食べ方的に窒息の原因にならないだろうし、カップゼリーはこんにゃくを使用していないものならば、ゼリーが壊れやすいため吸い込んで食べる方法はまずできない。
ようするに、カップゼリーの大きさ・形態とこんにゃくの弾力性・非融解性が相性が悪いような気がするので、これらを切り離せばずいぶんと安全にカップゼリーもこんにゃくゼリーも楽しめるようになるんじゃないかと思うのだが、どうなのだろう。
タグ:育児
posted by あずみ at 10:22| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょうど蒟蒻畑があったので見てみたのですが、パッケージに「弾力性がありノドに詰まる可能性がある」「子供や老人は切って食べるのがよい」ということが書かれていました。餅に比べて危険性が広く知られていないのかもしれませんね。
Posted by rajendra at 2007年05月27日 01:48
>rajendraさん
コメントをありがとうございます。
こんにゃくゼリーの注意書きはかなり古くからあって、その後PL法ができたこともあって、パッケージへの記載はきちんとされているようです。すべての商品にあたったわけではないのですが。
最初に話題になった時(たぶん1995年の時)には一般のニュースでもとりあげられ、かなり有名な話だったと記憶しますが、子どもがいるなど身近でないと、やはり時とともに忘れられてしまうものなんでしょうね。
Posted by あずみ at 2007年05月27日 09:09
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