2007年12月04日

【こどもの手芸】[第3回]その他のビーズ手芸

【こどもの手芸】第3回、その他のビーズ手芸の巻。

子どもって、ビーズ好きです。きらきらしてかわいいし、色も形もたくさんあるし、いろいろな形が作れるし。女の子がよく好むようなお姫様アクセも作れますしね。子どもの指は小さいので、小さなビーズをつまむのには向いています。
しかし、ビーズ手芸をするときに意外とひっかかるのは、ビーズにひもを通すところなのです。
娘にやらせてみたときの実体験なのですが、子どもがビーズを扱うときにうまくできなくて引っかかる大きなところは、ひもにビーズを通すところでした。直径5mm以上あるような大きなビーズを使ってやってみたのですが、次のようなところが難しいのです。
 ・テグスだと細くて視認性が悪いのと、思わぬ方へハネるため、そのつもりでないと扱いにくい。手からすべり落ちてビーズが落ちてしまう。
 ・糸や細いひもだと、くたくたなので、何か先に針状のもの(針金など)をつけないと通せない。小さい子にはここがちょっと危険。
 ・同様の理由で、ワイヤーも危険。小さい子は周りを見ないので、ワイヤーで目をついたり指先を刺したりする可能性がある。
小さい子が扱うなら、おもちゃ系の大きめのビーズと、たこ糸や複数本どりの手縫い糸・穴糸などが扱いやすいかと思います。アクセサリーなら、手芸用の細いゴムを使うと、あとで身につけるときに伸縮性があって使いよいです。そのままでは通しにくいので、なにか先を硬くする必要があります。たこ糸なら、ボンドで先を7〜8cm固めてもいいですが、細い糸だとうまく固まらないので、針金入りのコーティングしたモールやヘアピンなどを結びつけるといいです(うちで実際にやっていました)。
しかし、それでも、つい気がそれて糸端を落としたりして、せっかく通したビーズが抜けてしまうことがよくありました。小さい子の場合、たくさんの数を通すのはどうしても失敗しやすいので、ネックレスなどを作りたいとしても、比較的短いものをたくさん作ってあとでつなげるほうがいいかもしれません。



その他、通して作るビーズとは別に、こんな製品もあります。

 ・ハマナカ ビータッチアート
メーカーサイトへのリンクはこちら
粘着剤のついた平らな絵つきの台の上に、丸いカラービーズを貼り付けていき、ビーズ絵をつくるというもの。聞いただけだと、前回ご紹介したアクアビーズアートに似てる? という感じを受けるかもしれませんが、アクアビーズアートのような幾何学的な配置ではなく、絵をビーズで塗る、という感じのものです。
自分で絵をつくる楽しみはあまりありませんが、子ども向きのキャラクター絵柄やキーホルダーサイズなどの小さいものもありますし、できあがりの実物を見たことがありますが、キラキラしてなかなか綺麗です。
これはとがったものを使わないのと、カウントを必要としないので、かなり小さい子でも楽しめるかと思います。ちょっと初期投資がかかるかもしれませんが。

 ・トーホー ミニプッシュ
メーカーのサイトはこちらですが、ミニプッシュに関する情報は掲載されていません。実際の商品の参考として、楽天市場で「トーホー ミニプッシュ」で検索した結果へのリンクを貼っておきます。→こちら
これは、下絵をつけた台(私の頃は発泡スチロールでした)の上に、ビーズを通した虫ピンを刺していき、それを多数並べて絵をつくる、というものです。
この製品は私が子どもの頃(30年ほど前)にもあって、自分でも好きでよくやっていました。今の製品は、ビーズの数も虫ピンの数も少なく、絵のふちどりや狭い範囲の塗りに使う程度ですが、私の子どもの頃の製品は、かなりビーズの数もピンの数も多く、ほとんどの部分の塗りはビーズで埋め、針に通すビーズの数を変えることによって立体感も出していました。現在のものはより小さい子向きになっているといえるかもしれません。
これは小さいピンを多数使うため、小さい子とはいっても、小学生以降のほうがいいと思います。
これに使われているビーズやピンは汎用性の高いものなので、工夫すると、自分でデザインして似た手法で作品を作ることができるかもしれません。
posted by あずみ at 12:25| Comment(6) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

【こどもの手芸】[第2回]アクアビーズアート・アイロンビーズ(パーラービーズ)

【こどもの手芸】第2回、「アクアビーズアート」「アイロンビーズ(パーラービーズ)」の巻です。

「アクアビーズアート」とは、エポック社から発売されている、子ども向けのマスコット制作用シリーズです。
メーカーサイトはこちら。→水でくっつくふしぎなビーズ!アクアビーズアート☆

サイトを見ていただくとよくわかりますが、これのからくりは、表面に水溶性接着剤のついた小さなプラスチックの球(ビーズ)を並べて、そこに水を吹きつけることによって、ビーズ同士を接着させ、形をつくる、というものです。セットには、ビーズを並べやすくするために凹みが並んだトレイ、各色のビーズ、形をつくるためのサンプルイラスト、小さなビーズを扱いやすくするペン状のビーズつかみ、水をかける霧吹きなどがついています(セット内容によってこれらのいくつかがないものもあります)。
これを使うことによって、さまざまなサイズのマスコット様のプラスチック製品を作ることができます。それ自体は何に使うのかな、という感じですが、裏に両面テープを貼り付けてワッペンにしたり、安全ピンをつけてバッジにしたり、針金などでパーツを作ってペンダントにしたり、工夫次第でいろいろな用途に使えます。

この手のおもちゃの面白さのひとつは、自分の好きな形を作れることです。
小さな子は、付属のイラストどおりに作ればいいし、大きな子は自分でイラストを書いてみてオリジナルの形をつくることもできます。ビーズの色は、ばら売りで出ているものは13色(メーカーサイトより)。この他に、透明感のあるクリアビーズのセット(クリア系8色入り)やバラエティービーズセットにのみ入っている中間色4色などがあるようです。
これだけ色があれば、かなり多彩な作品が作れそうです。

水による接着ということで、すぐに壊れてしまうのでは、という感を受けますが、実際に作ってみると意外と作品はしっかりしています。手で強く引っ張ればさすがにとれますし、細い部分があれば壊れやすいですが、普通の平らなデザインなら曲げたくらいでは壊れません。ぽきんと折れる感じはなく、しなやかに曲がります。ビーズの並び方の関係で、思ったより強く接着しています。
ただし、濡れには弱いです。出来上がったものをあとから濡らせば、また離れてしまいます。水に濡れるような使い方はできません。



これと似た傾向のおもちゃに、アイロンビーズ(パーラービーズ)というものがあります。
販売元サイトはこちら。→Kawada Perlerbeads-web
これもアクアビーズのように、専用トレイに各色のビーズを並べ、それぞれを接着させることによって形をつくる、というものです。
アクアビーズとの大きな違いは、名前の通り、ビーズ同士の接着にアイロンを使うこと。熱によって表面を溶かして接着させるというからくりになっています。このため、ビーズ作品の仕上げは子どもにはできません。
また、ビーズがアクアビーズに比べると大きく、形も球ではなく短い円筒状です。このため、アクアビーズと比較すると、小さなアクセサリ類などを作るにはあまり向いていないと思います。どうしてもある程度の形にすると大柄になってしまいますし、ビーズの中央に穴があいているため、デザインによってはあまり美しく見えません。ぼこぼことした感じになってしまいます。
一方では、アクアビーズにはないメリットもあります。大きな作品を作るならば向いていますし、幾何学模様をそのままデザインにする場合には、ビーズが大きいので映えます。ビーズが大きくしっかりしているので、立体的な作品を作っている方もいるようです。立体作品はおそらくアイロンビーズの独壇場でしょう。また、水濡れには強いので、そういう用途(濡れやすい場所に飾ったり、キーホルダーにしたり)にはいいかもしれません。
色はこちらも多くの色が揃っています。



個人的には、小さな子がいる家なら、アクアビーズのほうがおすすめです。やはり、アイロンを持ち出さなくてすむ、という気楽さがいいです。ビーズの粒が小さくて、ビーズや作りかけのプレートが場所をとらないのもありがたいところです。
もう一つは、相当個人差がありますが、アイロンビーズ作品にどうしても残る多数の穴を、どうしても気色悪く思う人がいるかもしれません。いわゆる蓮コラ系というか。
逆に、大きな子になると、大きな作品や立体作品が作れるアイロンビーズのほうが面白く感じるかもしれません。
それぞれの利点を生かして、どちらも楽しめるかと思います。
我が家はアイロンを使わない点から、アクアビーズを選びました。現在、6歳の娘と4歳の娘がハマって、毎日のように何か作っています。作品がたまったら、シールやバッジに加工してやろうかなと思っています。

なお、どちらも、ビーズをぶっちゃけてしまうと回収が大変ですので、お気をつけください。
posted by あずみ at 12:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

【こどもの手芸】[第1回]ゆび編み

【こどもの手芸】第1回、ゆび編みです。

ゆび編みは、既にあちこちで紹介されていて、いまさら紹介するまでもありませんが、あらためてご紹介。
普通は編み物というと、かぎ針や棒針などの編み針を使ってするものですが、ゆび編み(指編み)とは、そういった編み針の代わりに指を使うものです。指は編み針よりも太く、自在に曲げて動かせるので、手先が不器用だったり、編み物に慣れていなかったりしても、編み針よりずっと楽に編めます。また、指が太いため、編み地もどんどんできあがるから、編み物につきものの「始めてみたけど、なかなか進まない……」というガッカリ感が少ないです。実際、大人でも楽しめます。

編み物は、とがった針を使わないので子どもにも勧めやすいのですが、実際に針を扱わせててみると、比較的扱いやすい太めのかぎ針でも、うまく扱えるようになるのはやはり小学校3〜4年以降のようです。また、目を探して拾うのもなかなか難しいようです。
その点、ゆび編みなら、編み針のかわりに指で直接毛糸をすくうのでとてもやりやすいです。目も大きいので、拾うところもわかりやすいです。
また、毛糸以外に出費がかからない、というのもありがたいところ。すぐに子どもが飽きてしまっても苦になりません。目が大きいこともあって、太い毛糸がおすすめなんですが、その手の毛糸は今どきは100円ショップで入手しやすく、その点でも敷居が低いです。100円ショップの毛糸はけっこう触り心地がよいものも多くあり、遊び用にはなかなかいいです。

中でも、簡単にできておすすめなのが、リリヤン編みです。
リリヤンは子ども向け手芸の定番ですが、それと同じような編み方を指を使ってするものです。
うちの娘は、アニメ「しましまとらのしまじろう」で編み方が紹介されていたのを見て興味をもったのですが、最初だけ親が糸のかけ方やすくい方を教えてやったら、すぐにさくさくと自分で編むようになり、今では糸をかけるところから自分でやれます。
言葉で説明すると難しいので、毛糸メーカーのハマナカのサイトから編み方を紹介。
ゆび編みプロセス解説 http://www.hamanaka.co.jp/Past/1point/yubi-kiso.htm

リリヤン編みでできた編み地は、太い筒状のひもになります。子どもならそのまま、あるいは何本か編んでそれを三つ編みや四つ編みにしてマフラーにしたり、飾りものの素材にしたり、けっこう楽しめます。まだら染めの毛糸で編むとそれだけでもけっこうかわいいですし、慣れたらモール状やスラブなどの変わり毛糸(これも100円ショップで多種あります)で編んでも面白いです。
娘も飽きないようで、時々思い出したように編んでいます。

ゆび編みの編み方には他にもいろいろあって、普通の棒針編みのように編むやり方などもあります。こちらだとさらに応用範囲が拡がります。
子どもの小さな手ではリリヤン編み以外の編み方は難しいかもしれませんが、将来さらにやってみたくなったり、あるいは親御さんのほうがハマったりしたら、ゆび編みのさまざまな編み方についての手芸書も比較的安く手に入ります。ネット書店なら、「ゆび編み」「ゆびあみ」「指編み」などで検索してみると出てきます。

ゆび編み、正直やり出すまでは「まだ難しいかな」と思っていたのに、当時6歳になるやならずやの娘がすぐに覚えてさくさくと編むようになったので、実はかなり驚いたのでした。何度もやっているうちに編み地も綺麗になってきています。うちでは実際には実用にはほとんど使っていないですが、娘は「自分で全部編んだ」というだけでも嬉しくて嬉しくて、いろいろな人(おじいちゃんとか)にプレゼントしています。100円の毛糸1玉でここまで楽しめるなら安いおもちゃだ、と思います、本当に。


ということで、こどものおすすめ手芸、第1回「ゆび編み」でした。
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【こどもの手芸】記事リスト

うちは2人の娘がおり、親がなにかハンドクラフトをやっていると、子どもも興味津々で覗いてきます。針を使っているときはあんまり覗かれても怖いのですが。
それで、自分もやってみたがるので、上の娘(6歳半)にはいろいろとトライさせてみました。下の娘はまもなく4歳で、さすがにまだハンドクラフト系の手技は難しいので、させていません。

しばらく前、mixiの日記で、子どもの手芸、どんなものがいい? というような話題を見ました。あんまり難しすぎたり、危なかったりというものはできないし……という話もあって、難易度的にもこのへんはどう? という話も出て、なかなか面白かったです。
そこで、上の娘が実際にやったり、自分が子どものころ経験したり、話に聞いたり、ということを含めて、未就学〜小学校低学年くらいで楽しく遊べそうなハンドクラフトについて、ちょっと書いてみようかと思いました。
さっとリストアップしてみたら、けっこうな数(ジャンル)になったので、少しずつパートに分けて掲載していこうと考えています。
新しい記事を掲載したら、この記事にリンクとして追加していきますので、どうぞご利用ください。
なお、アフィリエイトは一切しておりません。自分が「こういうものはよかったな」と思ったものについて紹介するだけの記事です。


【こどもの手芸】記事リスト

1. ゆび編み
2. アクアビーズアート・アイロンビーズ(パーラービーズ)
3. その他のビーズ手芸

  以下続編掲載予定。
posted by あずみ at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

第5回21世紀出生児縦断調査に関する記事あれこれ

我が家の上の娘は2001年生まれ、21世紀ベビーである。
という前置きはさておき、「21世紀出生児縦断調査」という政府の統計調査がある。2001年に生まれた子のうちの一定の集団を、定期的(これまで毎年1回)にさまざまな項目について調査していくものである。母数はかなり多い。
この「21世紀出生児縦断調査」の第5回の結果が先日発表され、それについて各新聞が報道していた。

自分がまず気がついたのは、我が家で講読している日経。ネット上のリンクはこちら。

NIKKEI NET:社会 ニュース 4歳半児、4割が習い事・厚労省調査
記事の内容は、テレビ視聴時間、コンピュータゲームをプレイするかどうか、習い事をしているかどうか、の3点。うち、見出しになっているのは上記のとおり、習い事。

他紙に他にも記事があるかな、と興味をもってネット上で調べてみた。

朝日はこちら。
asahi.com:出産後再就職、正社員は困難 厚労省調査 - 暮らし
朝日の見出しは、正社員で働いている母親は継続調査の中で割合がほとんど増えていないことである。記事内容もその内容に終始し、子どもについての話は全く出ていなかった。

時事通信(新聞社ではないが)はこちら。この記事は各所のネットポータルのニュースでも見かけた記憶がある。
子供との時間、2割が30分未満=父親、仕事で帰宅遅く−01年出生児調査
時事通信の見出しは、父親が子どもと接する時間が大変短いことである。記事自体も短く、見出しの内容を2行で伝えている。焦点は子でも母でもなく、父親である。

ニッカンスポーツでは、こう。
4歳半児、約3割がゲーム - 社会ニュース : nikkansports.com
内容は、日経の記事中でもとりあげられていたゲームのプレイ率の他、朝日でもとりあげられた母親の就職状況、さらに一人で食事をとることがある子の割合、子育て費用が負担かどうかについて、と、かなりの内容が盛り込まれ、行数も多い。
うち、見出しになっているのがゲームのことというのは、スポーツ紙らしいというか。
記事の内容としては、むしろスポーツ紙にしては随分頑張っている、という印象だ。

と思ったら、これはどうやらニッカンスポーツが書いた記事ではなく、共同通信のものらしい。まったく同じ記事を別のところで発見した。

4歳半児、約3割がゲーム 2割は「食事よりテレビ」 [CHUNICHI WEB PRESS]

これは東京新聞(中日新聞)のホームページの記事である。
あのなあ……地方紙とはいえ、仮にも一般紙なら、このへんの記事くらい自前で書け、と言いたい。自社カラーが見えない。

ちなみに、毎日新聞については、検索したり目で見たりして探したが、これに関する記事を見つけることができなかった。スルーしたのか?
全国紙としては取り上げるに値するニュースのような気がするのだが、何か思うところでもあるのだろうか。

ラベル:育児 新聞
posted by あずみ at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

「子どもに『ルールは守るべきである』という基本は必要だ」への補足

この前に書いた記事「子どもに『ルールは守るべきである』という基本は必要だ」について、有意義な記事のご紹介をいただいたこともあり、若干の補足をさせていただく。


【補足1】

前記事で紹介させていただいた記事*1の掲載ブログ「suVeneのあれ」のsuVeneさんより、はてなブックマーク経由で次の記事をご紹介いただいた。

メモ - 子どもの素朴な疑問からたどり着くところ*2

赤信号の話について、小学5年生の息子さんに聞いてみた、という話。
この記事は、なるほど納得な記事であった。
どのあたりが納得かというと、幼稚園児と小学5年生の間には、まさに大人と子どもほどの差があるのだなあ、ということであった。

前の記事には特記しなかったが、私があの記事で「子ども」と記載する時、想定しているのは基本的に未就学児、上限を高く見てもせいぜい小学校低学年までであった。
自分の子どもが上が5歳、下がまもなく3歳で、現状の自分がその年齢を相手にしているということもあるのだが、自分の幼少時の記憶や周囲の小学生の様子などを見ても、少なくとも小学校高学年になれば、かなり自律的に多様な判断ができ、刷り込みの必要な時期は過ぎている、という印象があったからだ。
小学校5年生の子が実際に大人が発想するのと同等のレベル、○×ではなくより柔軟に赤信号無視の事情を想像した、という事実に、なるほど、やっぱりそうかー、と思ったのだった。
当然といってはなんだが、幼稚園児レベルでその発想は無理だ。目の前の現象について単純な枠組み(例えば"いい・悪い"や"していいか・いけないか"の二択など)で考えるのが精一杯で、広く周辺の状況を考慮するほどにはまだ発達していないのである。


【補足2】

育児についてこうして記事にすると、焦点を集中的にまとめた内容になるため、文章だけ読むとひどく窮屈でガチガチの育児をしているように見えるかもしれない。
しかし、現実には、育児や道徳教育は親だけでやるものではなく、子どもは多数の人間(大人・子ども問わず)から多数の価値観の影響を受け、その中から取捨選択しつつ成長し、自分を形作ってゆく。それは幼い時からすでに始まっている。

親は「ルールを守るべき」ことを教えることはできるが、「ルールなんて破ってもどうってことないよ」と(言葉でなく行動で、も含め)教える者もやがて周囲に現れるだろう。そして、実際に「ルールを守る」という行為を選択するのは本人にしかできないことなのだ。
親にやれることなんて、所詮その程度のものだ。こんなに口角に泡を飛ばしていても。
それだけに、やれるうち、やることを許されるうちには、やっておきたいと思う。

職人が弟子に技術を教え込んで、その出来がなんとなく自分から見れば不安で不完全であっても、師匠にそれ以上のことはできない。あとは弟子自身が自分で考えて自分の技術を磨き、自分自身の作品を作っていくのを見守ることしかできないし、またそうすべきなのだ。
自分のスタンスは、そんな感じに近い気がする。

*1:この記事自体は、育児・しつけについては全く触れていません。主に、記事についたはてなブックマークコメントを紹介するためにリンクさせていただいた形になりました。

*2:この記事を書いたaozora21さんは、「suVeneのあれ」さんの記事のはてなブックマークコメントでも、最も現在育児している身としての感覚にフィットするコメントをされていた。



ラベル:育児 ルール
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2006年11月29日

子どもに「ルールは守るべきである」という基本は必要だ

こにの壺焼 - えっけんさんへ
のなかの一文、
ちなみに、私は息子が赤信号でわたっている人を見て「何故あの人は赤信号で渡っているのに、僕は待たなきゃいけないの?」といわれたら、「あれはダメな悪い大人だから、ああいうダメ人間になっちゃいけないよ」と答えています。

に端を発する一連の各所での記事を読んだ。
例えば、このあたりの記事である。
suVeneのあれ: ルールを守らない人はダメ人間か
草日記 - 道徳的命令に従う訓練ばかりやってると、メリット・デメリットを考えて選択肢の中から合理的なものを選び取るのがヘタクソになりそう

「suVeneのあれ」さんの記事は、「こにの壺焼」さんの上記の一文を受けて書かれたものだが、これに対して「こにの壺焼」のkonichanさんがはてなブックマークで
それでは子供にわかりやすいような説明文を教えて(マジで

とコメントしており、これに対する答えもいくつかはてなブックマーク上で書かれている。
(該当のはてなブックマークのコメントは上記の「suVeneのあれ」さんの記事上で表示されています)

このはてなブックマークのコメント類を読んでみたけれど、育児という視点からみると、参考になる意見はほとんどなかった。ほとんとの人が子どもを必要以上に大人扱いしてるなぁ、という印象である。

なので、自分で考えてみた。

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ラベル:育児
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2006年10月12日

観光地のトイレがしばしば流されていない理由

今日の話は「下」の話なので、食事中や食後の方の一部はお控えいただいた方がいいかもしれない。

子どもをもってみて「ああ、そうだったのか」と気がつくことが時にある。
これもそういう気づきの一つ。

昔、観光地や高速道路などの公衆トイレで、しばしば、使用後に流されていないトイレを見かけなかっただろうか。
男性はあまり記憶にないかもしれない。女性は基本的に個室を使用するから、一度も目にしなかった、という人はたぶん少なかろう。
店などで個室が1つしかないトイレではまず見かけないのだが、複数のトイレ、特に多数のトイレが並んでいる大きな公衆トイレでは、わりと見かけた気がする。
子どもだった私もそうだが、大抵の人はそういうトイレは気持ち悪いので近づかないらしく、多数の人が出入りしていても、普通のトイレに入っていく。流されていないトイレを自分で流して使う人はめったにいず、いつまでも流されないままに放置されていたりする。

しばらくして、やや大きくなった私は、そういうトイレを放置しておくのも気持ち悪いので、とりあえず見つけたら流してみるようにした(でも自分では使わないけれど)。
すると、意外と流れるのである。
それまで、そういったトイレは壊れていて流れないのかな、と漠然と思っていたので、「なんで壊れてないのに流さずに出ていくの?」という新たな疑問が湧いた。
大のほうなら、流してみたけど完全に流れなかった、なんてこともあるが、小のほうで、紙まで残してあったりするのも多いから、流してもみなかった、と考えるほかない。

私は疑問だった。
こういう人は、自分の家のトイレも流さずにいるんだろうか。そんなはずはない、自分の家では普通に流しているはず。なぜ公衆トイレではわざと流さないのか。
たとえ観光バスなどで急いでいても、流すのは一瞬だし、そもそも自分の屎尿や下を拭いた紙を他人に見られるのは恥ずかしいではないか。なんとか流してから去りたい、というのが自然な感覚じゃないんだろうか。少なくとも自分はそう感じる。
では、なぜ流されないトイレが存在するのか。

この長年の謎が、最近になって解けた。

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ラベル:育児 トイレ
posted by あずみ at 11:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

子連れカフェがあったらいいのに

子育てな毎日を送っていて、時々、こういうのがあったらいいなぁ、と思うものがある。
それは子連れカフェ。

私はコーヒー好き、俗に言うカフェイン中毒で、普段はインスタントコーヒーがぶ飲みで問題なしなんだが、たまに喫茶店のコーヒーが飲みたくなる。家でもレギュラーコーヒーは飲めるが、落ち着いて飲む雰囲気ではない。
やはり喫茶店は家とは違う。コーヒー1杯を頼んで、ちょっと本や新聞でも眺めながら、20??30分くらい何をするでもなくのんびりする。そういうことをたまにしたくなる。

コーヒー1杯なんてランチに比べればそう高いものでもなし、専業主婦で家にいるならたまには行けばいいじゃない?と思われそうだが、そうもいかない。なぜなら、子どもがいるから。
もちろん子連れで喫茶店に行くこと自体はできる。しかし、子どもがいたら、のんびりなんてできない。子どもが水や飲み物をひっくり返さないか、店のものにいたずらしないか、常にはらはらしながら気を配る。
それに子どもは飽きっぽい。じっとしてなどいられない。自分がひとしきりジュースを飲んで満足したら、すぐに席を離れて動きたがる。結局、本の10ページも読むことができず、退散するしかなくなる。息抜きどころではない、こんなに気を遣わねばならぬものなら家でインスタントコーヒー飲んでいたほうがマシってものである。
かといって、子どもに「おとなしくしていて!」と言うのも憚られる。特別な用事ではなくて、自分の都合で息抜きに来ているので、子どもに大人の我が儘を押しつけるのも……という気分になる。それ以前に、「おとなしくしていて!」と言うこと自体、精神的なエネルギーが必要なのだ。そのエネルギーを補給しに来ているのに、消費してしまってはね。

室内で、子どもが多少親から離れて遊んでいても比較的安心で見ていられるのは、スーパーなどによくある子どもの遊び場や、児童館だ。
こういったところで子どもが少し親から離れて、だが目の届く範囲で機嫌よく遊んでいてくれると、親はホッと一息つける。
そんな時に、ちょっとこのすきにコーヒーでも飲みたいな、と思ったりするが、基本的にこういう場所は飲食禁止なのである。
結局、遊んでいる子どもをぼーっと眺めながら、何をするでもなく、無為な時間を過ごす。こんな時はむしろ逆に、時間をつぶすのを苦痛に感じたりする。子どもが他に気を取られているこの時間に、あれもできる、これもできるのに……と思ってしまう。

そこで、思う。
子連れで来て、ちょっとの間子どもを席から離して遊べるような喫茶店あるいはカフェなんてあったらいいなぁ、と。
だいたいそういうところへ来る子どもは就学前、就園前の小さな子だから、遊び場は、スーパーの子どもの遊び場程度の広さ、せいぜい6畳程度あればいい。そこにちょっとウレタン積み木やブロックといったおもちゃやちょっとした絵本などを置く。
そのまわりに、テーブルと椅子を置き、メニューはコーヒーや紅茶、ジュース程度でいいので、カップとソーサーやガラスのコップで飲めるようにする。椅子がコメダのようなソファだったりするとなおよい。
子どもはつまらなければ遊び場で遊べる。親は、それをまわりで眺めながら、ちょっとお茶をする。
そんなカフェがあればいいのに。

どこかにそんな店は現存しないのだろうか。
自分の知る範囲では、子どもの遊び場つきのマクドナルドがそれに最も近い。しかし、あれは室外なので天候や季節によっては厳しいし(←これが重要なのだ)、飲み物も紙コップやスチロールコップで、100円コーヒー。コーヒーの香りもたいしてしない。自分でコーヒーを水筒に入れて公園にでも行くのとたいして変わらない。それでは、ささやかな贅沢をしてリフレッシュする、という目的には合わない。

老後にでもそんな喫茶店を経営してみたいなあ。まあ戯れ言だが。
ラベル:育児
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2006年09月25日

カラオケに行く

今日はニュースと関係ない私的ネタである。

上の娘が5歳、下の娘か2歳9ヶ月となり、かなりカラオケに追随して歌うことができるようになったので、最近になってちょくちょく家族でカラオケに行く。
それでいくつかの会社のものを試してみた、といっても田舎なので現在主流3社くらいしか近場にないが、その3つ、DAM、JOYSOUND、UGAで比べると、小さい子どもを連れて行きやすいなぁと思うのはJOYSOUNDだった。

UGAは10万曲を宣伝しているが、意外と子ども向きの曲は少ない。ポップス系は確かに充実していて、他社では入れていないようなアーティストの曲を入れてくれていたりするが。
DAMも正直寂しい。ぼちぼちとは入れているようだが、JOYSOUNDと比べると見劣りがする。
で、JOYSOUNDのいいところは、おかあさんといっしょやいないいないばぁっ!系がかなり充実しているところだ。ざっと見たところ、昨年10月までに出た「おかあさんといっしょ」のアルバム収録の「今月の歌」を全て収録しているのはJOYSOUNDだけのようだ。まもなく今年度のアルバムが出るが、これもじきに収録されるだろう。しまじろう系もけっこう多い。ようするに、アニメ系(しまじろうはアニメだが)ではない子どもの歌を多くいれてくれている。

さらに、JOYSOUNDでいいところは、歌入りのカラオケをけっこう用意してくれているところだ。
それも子どもの歌で充実している。
小さい子どもは、歌詞が読めないため、耳コピで歌っているのだが、ガイドの歌(メロディの音ではなく歌詞入りの)が入っていると、断然歌いやすく、また自分もしっかり歌っている気分になれるようだ。途中で歌詞を忘れて歌えなくなっても、歌詞を聞いてまた途中から歌いだすこともできる。

というわけで、幼稚園児くらいまでの子どもと一緒なら、JOYSOUNDがおすすめである。
別にエクシングの回し者ではないが。

今日も久々に行ってきたが、ほとんど子どもの歌ばかり歌って帰ってきた。もう少し時間が長ければ大人の歌も歌えるんだが、今度はあんまり長くボックスにこもっていると子どもが飽きるのだ。しばらくはこんな状態が続くんだろうな。
まあ、歌のお姉さん気分を味わえるのも今のうちだけだし。
ラベル:育児 カラオケ
posted by あずみ at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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